最近ウルトラワイドディスプレイが話題だけどどんなモニター?
どうやって選べばいい?
最近話題のウルトラワイドディスプレイ。
どのような特徴のモニターなのかや選び方を初心者にもわかりやすく解説していきます。
目次
ウルトラワイドディスプレイとは
ウルトラワイドディスプレイとは、通常のモニターよりも横幅が広いモニターのことです。
画面の横幅が縦幅の2倍以上になっているモニターです。
普通のモニターのアスペクト比が16:9なのに対し、ワイドディスプレイは21:9とかなり横長なディスプレイです。
一部のモニターはさらに横長のアスペクト比32:9の製品も発売されています。
映画館で見る映画が横長だったりするのですが、あれも21:9のアスペクト比ですね。
あとはSonyの最近のスマートフォン(xperia1など)も21:9の画面を採用していて、近年ワイドディスプレイがトレンドになりつつあります。
そんなディスプレイのメリットなどを見ていきましょう。
メリット
通常のモニターに比べ画面が大きいので、一度に表示できる情報量がとても多くなります。
上の画像のように、左右に別々のウィンドウを表示することができるので、デスクワークの効率がかなり向上します。
マルチモニター(複数のモニター)を使用する場合、接続するモニターの台数分のケーブル類が必要になります。
デスク周りの配線がごちゃごちゃして見た目が悪いうえ、作業スペースを圧迫してくる場合もあります。
ウルトラワイドモニターの場合だと1台のモニターしか使わないので、配線もすっきりします。
パソコンゲームをする方にもかなりのメリットがあります。
普通のモニターよりも横方向に視界が広がり、特にFSPなどのゲームでは、通常のモニターでは見えなかった場所が見えるようになります。
ゲームを有利に進められ、勝率にも影響が出てきます。
映画を見るときも、今まで上下に黒帯ができてしまい、映像の表示エリアが小さくなります。
ワイドディスプレイなら、画面いっぱいに表示されるようになりまります。
ウルトラワイドディスプレイはさまざまなコンテンツで没入感を高めてくれるのでぜひ導入を検討してもらいたいです。
デメリット
デメリットについて考えてみたのですが、全然思いつきませんでした。
一つあるとすれば、今まで普通のモニターを使っていた人がウルトラワイドディスプレイを購入するなら、置く場所に気を付けなければなりません。
当たり前ですが、横方向に長くなるので、寸法を測ってから買うことをおすすめします。
デメリットがないということは、買って後悔することはないくらい素晴らしいディスプレイということです。
次にディスプレイの種類を見ていきましょう。
ディスプレイの種類
一口にウルトラワイドディスプレイと言ってもいろいろな種類があります。
解像度や形状など、それぞれ特徴を上げていくので製品選びの参考にしてください。
解像度で選ぶ
ウルトラワイドモニター現在主流になっているモニターの解像度は2種類あります。
- 2560×1080
- 3440×1440(UWQHD)
上記の2つがウルトラワイドディスプレイと言われるモニターの代表的な解像度です。
2560×1080のディスプレイは価格も比較的安く、種類も豊富なので購入しやすいです。
初めてのワイドディスプレイにはおすすめです。
3440×1440(UWQHD)はさらに高解像度なディスプレイです。
価格も高くなりますが、超高画質でゲームをしたい方にはおすすめです。
ただし、PCの性能はかなり必要になるのでご注意を!(CPU・GPUともに最新のパーツ推奨)
他にも、3840×1600や5120×2160といった5K、2K解像度のモニターもあります。
ただ、このようなモニターでゲームをしようとすると、PCの性能が追いつかない可能性が高いです。
GPUの2枚挿し(SLI)をしないといけなかったりするので、モニターとPCで相当な金額になってしまいます。
形状で選ぶ
ウルトラワイドモニターには「平面タイプ」と「湾曲タイプ」の2種類があります。
- 平面タイプ・・・一般的なモニターと同じ感覚で使用できるので、仕事や作業の効率を上げたい方におすすめ。
- 湾曲タイプ・・・モニターが弧を描くように曲がった製品で、正面から見たときに包み込まれるような状態になるので高い没入感が得られる。
平面タイプはフォトショップやデザイン系のツールを扱う方におすすめです。
湾曲タイプのモニターだと、直線が曲がって見えてしまうので、直線と曲線の区別がわかりにくくなってしまいます。
デザインしたものの仕上がりが思っていたものと違ってきてしまうので、デザインなどされる方は平面タイプを選びましょう。
湾曲タイプは、モニターが幅方向に弧を描くように曲がった製品です。
正面から見た際に包み込まれるような没入感と、画面全体を見渡した際に快適な距離感が得られます。
湾曲タイプは、ゲームや映画鑑賞をメインに使われる方におすすめです。
ゲームをする場合、平面だと画面端が遠くなってしまい見にくいのに対し、湾曲タイプなら少ない視点移動で画面全体を見渡すことができます。
映画鑑賞の場合も、包み込まれているような状態になるので、普通のモニターよりも高い没入感で映画を見ることができます。
湾曲タイプのモニターの注意点として、正面から見る場合には距離感が保てるのに対し、左右から見る場合には画面の距離感がくるってくる時があります。
1人でゲームをしたり、映画を見る分には問題ではないのですが、複数人で同じ画面を見のには向かないモニターです。
サイズで選ぶ
最近発売されているモニターのサイズは25〜35インチのモデルが多いです。
ウルトラワイドディスプレイの恩恵を十分受けたいのであれば、表示領域が広くて作業やゲームをするのに最適な35インチのモニターがおすすめです。
ただし、横幅が82cmととても広いので、購入前に設置する場所の広さが足りているかを確認してください。
どうしても置けない場合は25インチにする必要があります。
できれが横幅約68cmの29インチ以上を選んでもらったほうがウルトラワイドディスプレイの恩恵を受けれるでしょう。
ゲーマー向け項目
ここからはゲーミングPCを持っていて、ゲーム向きのウルトラワイドディスプレイを探している方向けの情報です。
応答速度で選ぶ
応答速度とは、画面でドットの色が変化するときにかかる時間のことです。
単位は「m/s」で表され、応答速度が速ければ速いほど、画面の残像感が少なくなります。
ゲーミング用のディスプレイを探しているなら、1msの製品を選びましょう。
リフレッシュレートで選ぶ
リフレッシュレートとは、1秒間で何回画面が切り替わるかを表しています。
単位は「Hz」で表され、例えば60Hzなら1秒間に60回静止画が表示されます。
Hz数がが大きければ大きいほど、画面が滑らかに動いて見えます。
ゲーミング用で使用する場合は、最低でも60Hz以上の製品を選びましょう。
モニターの中には、144Hzなどの上位モデルがありますが、FPSゲームをする方は必要になってくるでしょう。
RPGゲームではそこまで必要としないので、自分がやるゲームがどこまで対応しているのかもしっかりチェックましょう。
GPUとモニターのシンク機能で選ぶ
60Hzのモニターの場合、リフレッシュレートは基本的に60Hz固定されているのですが、GPUの作り出す映像は常に60FPSとは限りません。
GPUの作り出す映像と画面のリフレッシュレートの数字がずれてしまったときに画面が波打ってしまったり、画面が描くつくことがあります。
この現象を解消したのがGPUとモニターのシンク機能である「AMD FreeSync」と「NVIDIA G-Sync」です。
製造メーカーが違うだけで、基本的な性能は同じと言っていいでしょう。
世の中に出回っているGPUの多くがNVIDIA製のGPUなので、お持ちのGPUが「GTX」や「RTX]から始まる製品名なら、G-Sync対応のモニターを購入するといいでしょう。
おすすめのモニター
選び方を紹介してきましたが、ここからはおすすめのウルトラワイドディスプレイを紹介します。
平面ディスプレイ
湾曲ディスプレイ
まとめ
ウルトラワイドディスプレイは一度使うと普通のモニターには戻れなくなるくらい素晴らしいモニターなので、ぜひ体験してもらいたいです。